高微粒化技術 MMFTによる新霧化方式採用。
追い求めたのは「高性能」「使い易さ」そして「美しさ」。
特徴
新霧化方式
流量を維持するラバルノズル機構のまま中心に向けるテーパーコントロールで円柱状の塗装の芯部に向かわせ、エッジ部にはR形状を設定し空気を整流させ塗料を効率よく微粒化。
3つの技術が融合した新設計の塗料ノズルと空気キャップで、塗料噴出量・微粒化を維持したまま粒子径を揃えます。
ラバルノズル
・少量の空気の流速を維持・減速させることにより高微粒化と高塗着効率を実現。
・テーパー構造により、環状円隙間から噴出される空気流を一定領域内で速い流速を維持。
・高せん断力により低空気圧・少空気量の低エネルギーで微粒化が可能。
・少空気量により一定領域を超えると大気抵抗で急激に減速が進み高塗着を実現。
テーパーコントロール
初代FINERより受け継がれている微粒化技術を進化。
流速を維持するラバルノズル形状のまま、塗料ノズルと空気キャップを中心に向け角度をつけるテーパーコントロールにより、円柱状に出てくる塗料の芯部に向かって効率よく微粒化、粒子の整った適正粒径で霧化。
多段整流機構
エッジ部にR形状を設定し空気を整流。
空気の流れる塗料ノズルと空気キャップ先端部にRを設定することで、空気のバタつきを低減しスムーズな流れで流速を維持、塗料噴出量の確保と微粒化性能を向上。
新霧化方式の利点
少空気量・低圧力での微粒化
空気キャップへの塗料付着が少ない
空気の流出音が少ない
塗着向上・飛散・塗料費・メンテ費削減
総空気消費量が少なく、コンプレッサ消費電力量の節約とCO2の削減
浮遊粒子を抑制し、ドライミストの発生を抑え塗膜品質向上
粒度分布
霧化性能の追求
従来よりも粒子径を維持したままドライミストや粗大粒子を低減し、粒子の揃った適正粒径で霧化。
空気消費量
MMFT効果により、従来よりも空気消費量を削減。
デザインコンセプト
Dynamics Fine:meijiらしさを追求したスタイリッシュなNew Standardデザイン
・「シームレスデザイン」流線形で継ぎ目がなく凸凹の少ない滑らかなボディはフィット性とメンテナンス性を向上。
・様々な持ち方に対応するナチュラルカーブのグリップ。
・太過ぎず細すぎない、手のひらの接触面積を上げることで吸い付くような絶妙なフィット感を実現。
・工業塗装に多い、握り続ける長時間の連続塗装の疲労を低減。
水性塗料対応
ボディインサート:ボディ接液部にステンレス製のブッシュをインサートすることで水性塗料に対応。
塗料ニップル :接液部の塗料ニップルには光沢アルマイト処理を採用。
トリガー
トリガー材質はステンレスを採用、水性塗料を扱う場面にも腐食を低減。
用途
このようなところでお役立てください。
・一般塗装
・離形材
・食品
・自動車補修
・建築
・釉薬
・接着材吹付
・薬品
仕様
▽小形汎用ハンドスプレーガン F111-S(吸上式/ストレート) |
形式 |
F111-S10 |
F111-S13 |
F111-S15 |
F111-S20 |
塗料供給方式 |
吸上式 |
塗料ノズル口径(mm) |
1.0 |
1.3 |
1.5 |
2.0 |
適用空気キャップ |
10 |
13 |
15 |
20 |
吹付空気圧力(MPa) |
0.25 |
吹付距離(mm) |
200 |
空気使用量(L/min) |
95 |
130 |
145 |
160 |
塗料噴出量(mL/min) |
85 |
125 |
155 |
215 |
最大有効パターン(mm) |
130 |
160 |
170 |
185 |
パターン形状 |
ストレート |
所要圧縮機(kW) |
0.4以上 |
0.75以上 |
本体質量(g) |
292 |
空気入口径 |
G1/4 |
塗料入口径 |
G1/4 |
標準塗料容器 |
> 7SB、7SLB、10SB-2、10SLB-2 |
・塗料粘度はラッカーエナメルを使用し、明治V-1形粘度カップで20秒です。
・Tタイプの塗料噴出量及び最大有効パターンはウレタン系自動車補修用塗料で明治V-1形粘度カップで12秒です。
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