コンパクトなプローブ一体型膜厚計。
手のひらサイズのボディに高機能を凝縮搭載。
塗装、ライニング、アルマイトなどの、絶縁性被膜を、素地を気にせずに測定。
素地の選択は自動判別の他、鉄・非鉄をそれぞれ任意に切替可能。
LCD表示部はバックライト機能付きです。
消費電飾が少なく、長時間使用できます。
特長
●わかりやすいガイド表示画面
LCD画面上にメッセージを表示。操作手順を簡単、わかりやすくガイダンスします。
●統計機能内蔵
全メモリデータやグループ、ブロック、セクション単位のデータは、LCD画面上で統計が可能。
●上限値/下限値リミット機能
登録した各検量線一本ごとに、一組の限界地を設定可能。
測定値が上限値/下限値の範囲を外れた場合には、設定限界値の点滅および警報で知らせます。
工場の生産過程などで、被膜が管理基準で定められた範囲内か否かを迅速に測定する際などに役立ちます。
●検量線登録機能
検稜線の登録数は10本。
測定前には必ず「ゼロ調整」と「標準調整」の2点調整をします。
この2点調整の組み合わせを検量線(素地特性)と言います。
検量線は金属素地の材質、形状、厚みなどによって変化しますが、その特性に合致した検量線を登録・選択してすぐに測定作業が開始できます。
●大容量の測定値メモリ機能
1日に数千点もの膜圧検査を行う多点測定データメモリ機能により、測定・記録作業が一人でOK。
検査作業の省力化とコストダウンが図れます。
メモリ数は20,000点。残りメモリを気にすることなく作業できます。
測定データはグループ、ブロックなどに細分化して保存。
●コンパクトなボディで長時間作業の疲労低減
プローブ一体型なのでボディがすっきりスリム。
本体重量約125gの軽量、長時間の測定でも疲労低減。
●パソコンへのデータ転送
USBケーブルでパソコンと接続し、測定データを転送可能。
測定の都度にリアルタイムで転送。
また、メモリしておいたデータの一括転送も可能。
※対応環境:Microsoft Excel
データ転送シートによりリアルタイムで、またはメモリ測定データを、
表計算ソフト Microsoft Excel※へ転送が可能です。
(転送には PC へ USB 転送ドライバのインストールが必要です。)
データ転送シートは、Microsoft Excel 2007/2010/2013の
いずれかが動作する環境(Windows ※ Vista/7)が必要です。
(64Bit版には対応していません。)
仕様
測定方式 |
電磁式・過電流式両用(素地自動判別) |
測定範囲 |
鉄素地:0〜2.5mm 非鉄金属素地:0〜2.0mm |
表示分解能 |
1μm:0〜999μm(鉄・非鉄共通) 切換により
0.1μm:0〜400μm(鉄・非鉄共通)
0.5μm:400〜500μm(鉄・非鉄共通)
0.01mm:1.00〜2.5mm(鉄素地)
0.01mm:1.00〜2.0mm(非鉄素地)
|
測定精度 (平滑面に対して 垂直に測定) |
0〜100μm:±1μm(鉄・非鉄共通)
または指示値の±2%以内
101μm〜2.5mm:±2%以内(鉄素地)
101μm〜2.0mm:±2%以内(非鉄素地)
|
メモリ |
検量線(10本) 測定値20,000点 |
統計演算機能 |
LCD上で統計データを表示 |
データ転送 |
USB出力 |
プローブ (本体内蔵) |
1点定圧接触式、Vカット付、φ13 |
電源 |
単4乾電池(1.5V×2)、オートパワーオフ |
使用温度 |
0〜40℃(結露しないこと) |
寸法重量 |
63(W)×84(H)×30(D)mm、約125g |
付属品 |
標準厚板、テスト用ゼロ板(鉄用、非鉄用)、収納ケース USBケーブル、USBドライバ(CD) |